Substackでジャンルが違うパブリケーション、複数作るべき?読者からの質問に答えてみた
「Substackで複数のパブリケーションを作るべきかな?」 「ジャンルが違うものを1つにまとめていいの?」 「アカウント設計の常識は、Substackでも当てはまる?」 と迷っている方へ。 昨日、ぼくがSubstack(サブスタ)で「Su

「Substackで複数のパブリケーションを作るべきかな?」
「ジャンルが違うものを1つにまとめていいの?」
「アカウント設計の常識は、Substackでも当てはまる?」
と迷っている方へ。
昨日、ぼくがSubstack(サブスタ)で「Substackのアカウントとパブリケーションの違い」という、以下の図解を投稿しました。

これに対して、読者さんから質問をいただきました。
「お店の分け方ですね。ジャンルが違うお店は、出さない方が良いのかなぁ。よくアカウント設計でも言われてることなので、Substackでもやっぱりそうなのかな?」
多くの初心者がぶつかる悩みですよね。
ぼく自身、まだパブリケーションは1つしか運営していません。だから「やってない側」の視点も含めて、海外の運用者の事例とぼくなりの考えを組み合わせて、この質問に答えてみます。
結論を先に言うと、「フェーズによる」です。
始めたばかりの人と、慣れてきた人では、最適な答えが違います。この記事では、その判断基準を、3つの選択肢に分けて整理していきます。
まず整理|Substackには「3つの選択肢」がある
「ジャンル違いを1つにするか、分けるか」と二択で考えがちですが、Substackには3つの選択肢があります。

選択肢①|1つのパブリケーションで全部書く(雑記型)
最もシンプルなアプローチです。ジャンルが違っても、1つのパブリケーションにまとめて書く。
<メリット>
・運用がシンプル(管理する場所が1つ)
・読者との関係が深くなりやすい
・自分のキャラクター全体を見せられる
<デメリット>
・ジャンルがバラバラだと、読者が混乱する可能性
・メールの開封率にばらつきが出やすい
選択肢②|セクション機能で、1つの中で分ける
意外と知られていないのが、セクション機能です。1つのパブリケーション内で、ジャンルごとに記事をカテゴリー分けできる仕組みです。
情報発信量が多い人にはセクション機能がおすすめ。読者は、自分が興味あるセクションだけを購読することもできます。
<メリット>
・1つのアカウントで複数ジャンルを管理できる
・読者がセクションごとに購読・解除できる
・別のパブリケーションを作るより手軽
<デメリット>
・設定がやや複雑(初心者には少しハードルあり)
・完全に別ブランドにはならない
選択肢③|複数のパブリケーションを作る
Substackは、1つのアカウントで複数のパブリケーションを作れます。
「Aさんのコーヒー日記」と「Aさんの読書ノート」を、完全に分けて運営することができる仕組みです。
<メリット>
・ジャンルごとに読者層を完全に分けられる
・ブランドとしての一貫性が出る
・それぞれで収益化の設定ができる
<デメリット>
・運用負荷が一気に増える
・どっちも中途半端になるリスク
ジャンルを分けるかどうか、という前に、「分ける方法」自体に複数の選択肢があることを知っておくと、判断しやすくなります。
海外の実例|複数パブリケーションを運用している人の声
海外では、複数のSubstackを実際に運用する人たちがいて、リアルな体験を語っています。

8つ以上を運営する人の本音
8つ以上のSubstackを運営している珍しい方です。
Substackを複数の興味のためのツールとして使えること、別のプラットフォームを行き来する必要がないことは、大きなメリット。
出典:Erica Drayton「The Pros and Cons of Having More Than One Substack」
ただし、課題もハッキリ語っています。
複数のアカウントを持つということは、複数のリストを管理することになり、エンゲージメント指標をチェックするときに混乱する可能性がある。
出典:Erica Drayton「The Pros and Cons of Having More Than One Substack」
つまり、「興味のある領域を全部Substackで完結できる」というメリットと、「管理が大変」というデメリットは、表裏一体ということです。
2つを1年運用して気づいたこと
2つのSubstackを1年間運用した経験を、振り返っています。
2つのSubstackを管理することは、創造的・感情的・論理的に、大きな負担になる。書く量が増えるだけでなく、声・リズム・読者層を切り替える必要がある。エネルギーが限られているなら、2つを中途半端にやるより、1つを成長させる方が理にかなっているかもしれない。
出典:Claire Tak「One Substack or two?」
そして、具体的な判断基準を提示しています。
<1つでいい場合>
テーマ・トーン・読者層が重なる時。セクションやタグで対応できる。
<2つに分けるべき場合>
以下3つの条件を満たすとき。
・読者層が完全に違う:好む人が、今いる読者と重ならない
・声/ミッションが違う:同じフィードでは無理がある独自の雰囲気・目的 ・育てるエネルギーがある:新しいコミュニティを育てる余裕がある
出典:Claire Tak「One Substack or two?」
Substack公式も「複数パブリケーション」を推奨している
Substack公式の仕様としても、1つのアカウントで複数のパブリケーションを作ることは正式に推奨されています。
プロフィール上に複数のパブリケーションを並べられるし、「プライマリ・パブリケーション」を設定することで、コメントやNotesで表示されるパブリケーションを選ぶこともできます。
2つ以上のSubstackパブリケーションをプロフィールに表示している場合、プライマリ・パブリケーションを選べる。
出典:Substack公式「Can I create multiple publications under the same account?」
技術的には、何の問題もなく複数運用できる仕組みになっています。
アカウント設計の常識は、Substackでも当てはまる?
冒頭の質問に戻ります。
「アカウント設計で言われる『ジャンルを絞れ』は、Substackでも同じ?」
ぼくの答えは、部分的にYes、部分的にNoです。
Yesの部分:ジャンルが違うと、読者が混乱する
X(旧Twitter)やInstagramでよく言われる「アカウントのジャンルを絞れ」は、Substackでも一定の真実です。
理由はシンプルで、ジャンルがバラバラだと、読者が「次は何が来るかわからない」状態になるからです。
Substackのアルゴリズムも、トピックの一貫性を評価する。読者が期待できる体験を提供することが、購読を継続してもらう鍵。
出典:PubStack Success「What to Write About on Substack」
たとえば、料理の記事を期待して購読した人が、急に投資の記事を受け取ったら、戸惑いますよね。これはSubstackでも同じです。
Noの部分:Substackは「人格」も評価される
ただし、Substackには他のSNSと違う点があります。それは、「テーマ」だけでなく「書き手の人格」が評価されるプラットフォームだということ。
以前、イケハヤさんがセミナーで「Substackは全人格的な発信が刺さる」と話していました。「この書き手が好き」という理由で購読し続ける読者が、たくさんいるんです。
つまり、書き手のキャラクターが立っていれば、ジャンルが多少バラついても読者は離れないということ。
これが、X・InstagramのようなSNSとSubstackの決定的な違いです。
「軸」さえあれば、テーマが複数でも大丈夫
完全にバラバラだとさすがに難しいですが、一つの軸があれば、複数テーマでもうまくいきます。
<軸の例>
・「コツコツ働き方を変えていく人」を応援する
Substack・コミュニティ・育児・在宅ワークがつながる
・「日常を丁寧に生きるヒント」を共有する
料理・読書・暮らし・季節の話題がつながる
・「転職する人の不安を減らす」
キャリア・お金・心理・自己分析がつながる
「自分は何のために発信しているのか」が言語化できていれば、テーマは複数あっても問題ありません。

のりの判断基準|「フェーズによる」
冒頭の結論に戻ります。
「複数パブリケーション作るべきか?」の答えは「フェーズによる」です。

始めたばかりの人:1つに集中するのがおすすめ
Substackを始めたばかりの人には、1つのパブリケーションで雑記的に書くことをおすすめします。
理由は3つあります。
・複数運営は運用負荷が高い
1つでも続けるのが大変なのに、複数は本当にハード
・どっちが伸びるかわからない
書きながら、自分の得意ジャンルが見えてくる
・書き手のキャラクターを育てる時期
いろんなテーマを書くことで、自分の輪郭が見えてくる
海外の実例でもあったとおり、「エネルギーが限られているなら、2つを中途半端にやるより、1つを成長させる方がいい」というのが、現実的な答えです。
慣れてきた人:セクション機能から試してみる
ある程度Substackに慣れて、書きたいテーマが2つ以上ハッキリしてきたら、セクション機能を試してみるのがおすすめです。
セクション機能なら、
- 完全に新しいパブリケーションを作るより手軽
- 既存の読者を引き連れたまま、新しいテーマを試せる
- 「うまくいかなかった」と思えば、いつでもやめられる
実験のしやすさという点で、初心者にも優しい選択肢です。
本格的に分ける場合:3条件をクリアした時
複数パブリケーションを作るべき場合は、3つの条件を満たしたときです。
- 読者層が違う:Aを読みたい人、Bを読みたい人がほぼ重ならない
- 声・ミッションが違う:同じフィードに混ぜると、どちらも違和感が出る
- 育てるエネルギーがある:2つ目を育てる時間と気力がある
この3条件のうち、1つでも欠けるなら、複数運用は時期尚早だと思います。
のりは、まだ1つで運営しています
ぼくもまだパブリケーションは1つです。
書きたいテーマはたくさんあります。Substackやコミュニティ運営、育児、在宅ワーク、コツコツ続ける意味など。
でも、いまの段階では、1つのパブリケーションの中で書き分けていくのが、自分にとってベストだと感じています。
軸さえあれば、ジャンルが多少バラついても大丈夫です。
将来的に、もし「完全に違う読者層に届けたいテーマ」が出てきたら、複数パブリケーションを検討するかもしれませんが、いまは1つで深めていく時期だと思っています。
まとめ|質問への答えと、行動のヒント
「ジャンルが違うお店は、出さない方が良い?」への、答えをまとめます。

動きながら、見つけていくのが、Substackで続けるためのコツです。
本記事の内容は2026年4月時点で確認できた情報をもとにしています。Substackの仕様や運用方法は更新される可能性があるため、最新の情報は各出典元でご確認ください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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