Substackが米国ニュースサイト10位に|+29%成長が示す、いま始める価値
「これからSubstackを始めようか迷っている」 「もう始めてるけど、続ける意味あるかな?」 いま海外で起きている変化が、日本の発信者にとって、見過ごせない意味を持ち始めています。 2026年4月、Press Gazette(英国のメディ

「これからSubstackを始めようか迷っている」
「もう始めてるけど、続ける意味あるかな?」
いま海外で起きている変化が、日本の発信者にとって、見過ごせない意味を持ち始めています。
2026年4月、Press Gazette(英国のメディア専門ニュースサイト)が発表した最新データで、Substackが米国ニュースサイト訪問数ランキングで10位に入りました。
その規模感を整理すると、こうなります。
・訪問数
月間8,990万(89.9M)
※ 4月単月(1ヶ月の間にSubstackのサイトに来た人の延べ数)
・順位
全米10位(米国の大手テレビニュース局NBCを上回る)
直前は9位のGoogle News(Googleが運営するニュース集約サイト)
・前年比成長率
+29%(前年からどれだけ増えたかを示す数字)
Substackは、2017年スタートした会社ですが、何十年も歴史を持つ巨大メディアと肩を並べ始めています。
この変化は、遠い海の向こうの話ではありません。
海外で起きたSNS・メディアのトレンドが、数年遅れて日本に来るのは、XもInstagramもnoteも同じパターン。Substackも、その流れの中にいます。
この記事では、米国のデータを起点に、日本の発信者として何を感じればいいのか、なぜいま動く価値が大きいのか、ぼくなりに整理してみます。
数字で見る、Substackの異常な強さ
まず、データそのものをじっくり見てみます。
米国ニュースサイト10位
Press Gazetteランキング(2026年4月)上位を、整理するとこうなります。

出典:Press Gazette「Top 50 US news websites」(2026年4月データ)
NBCニュースを超えて、Google Newsの直後。これは8年で築いた地位として、相当な異常値です。
既存メディア衰退の中、Substackだけ伸びている
ランキング上位50サイトのうち、ほぼ半数(24サイト)が前年比20%以上も減少しています。
具体的には、
・Newsweek:-69%
・Daily Mail:-51%
・SF Gate:-39%
・MSN:-31%
・USA Today:-22%
・CNN:-20%
これに対して、Substackは+29%の成長。圧倒的な逆風の中で、Substackだけが追い風を受けています。
世界ランキング7ヶ月連続トップの成長率
2025年7月から2026年1月まで、7ヶ月連続で世界トップ50中の最大成長率を記録していました。
Al Jazeeraの成長が、Substackの7ヶ月連続「世界TOP50最大成長率」記録を止めた。Substackは2025年7月から、その地位を保持していた。
出典:Press Gazette「Top 50 English-language news sites in the world」
つまり、7ヶ月にわたって、世界で最も急成長しているニュースサイトだったということ。
2026年に入ってからも勢いは続いていて、世界全体の月間訪問数は1.69億(169.1M)に達しました。前年比+45%という驚異的な伸びです。
有料購読者、収益化publicationも急成長
Substackは、有料購読者数も驚くほど多いです。
2026年Q1(1月〜3月の最新データ)では、840万人に到達しました。これは2025年3月の500万人から、68%の急増です。
Substackは2026年Q1で840万有料購読に到達した。2025年3月時点の500万から68%の増加。
出典:Readless「Best Paid Substacks 2026」
さらに、収益化しているpublication(個人雑誌)数も急成長しています。
2026年4月時点で、世界中で約10万のpublicationがSubstackで収益を上げている。これは2025年5月の5万から倍増。約3万は米国外。
出典:Best Writing「35 Substack Statistics for Writers (2026)」
書き手の総収益も急増中です。
2025年、書き手がSubstackを通じて稼いだ総額は約$4億5,000万(約675億円)。2023年の$3億から増加している。
出典:Best Writing「35 Substack Statistics for Writers (2026)」
訪問数・有料購読者数・書き手の収益も、1年で大きく伸びているのが、いまのSubstackです。
この勢いは、これから日本でも起きていく可能性が高いです。
海外で急成長したサービスが数年遅れて日本に広がるパターンを、過去のSNSは何度も見せてきました。

なぜ、Substackだけ伸びているのか
他のメディアが軒並み衰退する中で、なぜSubstackだけが伸びているのかを構造から考えてみましょう。
既存メディアの構造的な問題
既存メディアが衰退している理由は、いくつかあります。
1. Google AI Overviewsの影響
Google AI Overviewsは、Google検索の結果の一番上に、AIが書いた要約が表示される機能です。
読者が知りたいことが要約だけで分かってしまうので、ニュースサイトへのクリック数が大きく減っています。
2. 広告ビジネスモデルの限界
煽り見出し・釣り記事・ドゥームスクロールが生まれて、読者の信頼を失う構造になっています。
3. SNSでのニュース消費の変化
Xのアルゴリズム(誰の投稿を誰に届けるかをコンピュータが自動で決める仕組み)が変わり、TikTokがニュース消費を奪い始め、従来の「ニュースサイトに直接来てもらう」モデルが崩れています。
Substackが逆境で伸びている理由
Substackが伸びている理由は、真逆の構造を持っているからです。
1. 広告がない
読者にとって快適で、書き手にとっても読者を煽る必要がないという構造を生んでいます。
2. メールで直接届く
SNSのアルゴリズムに左右されません。フォローした書き手の発信が、確実に読者のメール受信箱に届きます。
3. 個人クリエイターが集まっている
既存メディアの記者・専門家が、続々とSubstackに移っています。個人の声が、メディア化された情報より信頼される時代に、Substackはぴったり合っています。
「メディア」の定義の変化
総合すると、見えてくるのは「メディア」の定義そのものの変化です。
これまで「メディア」と言えば、会社が運営するニュースサイトでした。NYT、CNN、BBC、朝日新聞、日経新聞のみたいな。
でも、いまSubstackで起きているのは、「個人が集まって、巨大メディアと同じ規模感になる」現象です。
Substackには、会社の編集者がいません。広告主もいません。個人の書き手たちが集まって、月間8,990万訪問のメディアを作り上げています。
日本でもこの構造変化は徐々に始まっています。
- 広告依存のSNSへの違和感
- アルゴリズムに振り回される疲れ
- 個人の書き手を直接応援したい気持ち
日本人読者の中にも、同じ空気を感じている人が増えてきました。

データで証明された、いま始める価値
米国の話をしてきましたが、これは日本にも直接関係する話です。
海外5年遅れの法則と、日本のいま
過去のSNSの普及パターンを振り返ると、海外で流行ってから日本で本格普及するまで、数年のタイムラグがあることがわかります。
- Twitter:米国2006年スタート、日本本格普及2010年(4年遅れ)
- Instagram:米国2010年スタート、日本普及2015年(5年遅れ)
- note:2014年スタート、本格普及2018年(4年遅れ)
Substackは2017年に米国でスタートして、8年目で世界トップ10メディアになろうとしています。日本にも、その波が本格的に来ます。
つまり、いま日本でSubstackを始める人は、米国の3〜5年前と同じ位置にいるということです。
米国の3〜5年前を、日本でやり直せる立場
米国では、2020年〜2022年頃にSubstackに早期参戦した個人クリエイターたちが、いまトップ層を作っています。
Lenny Rachitsky氏(購読者80万人超)、Bari Weiss氏のFree Press、Heather Cox Richardson氏など。
彼らに共通するのは、「早くから動いた」という事実だけ。当時の彼らは、いまの日本のSubstackユーザーと同じくらいの状況だったはずです。
日本ではまだSubstackユーザーが少なく、トップ層も固まっていません。いま動いた人が、3〜5年後の日本のトップ層になる可能性が高い。
過去のSNSで何度も繰り返されてきたパターンです。
「先行者利益のラストチャンス」と言える数字
2025〜2026年にかけて、日本でも影響力ある発信者がSubstackに参入する動きもあります。バケット社が「認定プロスタッカー」という法人運用代行サービスも開始しました。
「認定プロスタッカー」制度発表で見えた、Substackが"ビジネス"になり始めた日本で個人発信者がやるべきこと
つまり、日本のSubstack市場が"黎明期"から"成長期"に入りつつあるということ。先行者として動ける期間は、長くありません。
ぼくはこれまで「日本のSubstack黎明期に動く価値」を何度か記事で書いてきましたが、今回の米国データは、その主張の最も強い裏付けになります。

いまのSubstackの空気
ここまでデータ中心で書いてきましたが、ぼくがSubstackで発信していて感じる空気も共有してみます。
個人の発信が「届く」実感
ぼくはX・note・メルマガ・音声配信など、複数のプラットフォームで発信しています。その中で、Substackだけが「届いている実感」が強いんです。
書いた記事が、購読者のメール受信箱に確実に届く。コメントが返ってくる。書いたものに、ちゃんと反応がある。
XもInstagramも、フォロワーは多くてもアルゴリズム次第で発信が届かない時代です。「届く」というシンプルな価値が、いま貴重になっています。
既存メディアの記者・専門家も来ている
最近、Substackで観察していて気づくのは、既存メディアで活躍していた書き手の参入です。
日本でも、SNSや出版業界、新聞、専門誌などで活動していた人たちが続々とSubstackで発信を始めています。米国で起きた「個人クリエイターの移行」が、日本でも始まっている兆候です。
Substackが「単なるSNS」ではなく「次世代のメディアインフラ」として認識され始めている証拠だと思います。
「コミュニティの場」としての価値
Substackには「コミュニティ性」も組み込まれています。
書き手と読者がコメントで対話する。チャットで雑談する。Notesで引用し合う。ライブ配信で顔を合わせる。書き手と読者の関係が、人として近いんです。
規模が大きくなっても失われない設計になっています。月間8,990万訪問の巨大メディアでも、読者一人ひとりとの関係が成り立つ。
ここがSubstackの強さです。

今日から始める3ステップ
「Substackの可能性はわかった、じゃあ何をすればいい?」という方は、次の3つを始めましょう。
1. まずアカウントを作る(5分で完了)
メールアドレスとパスワードだけで5分あれば登録できます。
費用は一切かかりません。「興味がある」と感じた瞬間に、登録だけしておくのが、いちばんかんたんな行動です。
Substackの始め方|初心者が最初の1ヶ月でやるべき10ステップを小学生でもわかるように解説
2. 既存記事を、まず読者として読んでみる
書き始める前に、読者として体験することもおすすめ。
気になる書き手をフォローして、メールで届く記事を読んでみる。Notesのタイムラインを眺めてみる。
ぼくのSubstackも、よかったらフォローしてください。
自分のペースで書き始める
最初は自己紹介記事で良いです。
テーマがなくても、最初の1記事は短くてもOK。動きながら見つけていくのが、Substackで続けるためのコツです。
過去のSNSの歴史を見ると、「早く始めた人」が後のトップ層になっているのは事実です。Substackも同じ法則が、これから日本で展開されていきます。

まとめ|「Substackは個人ツール」時代は終わり
今回のデータをもう一度整理します。

「Substackは個人クリエイターのおもちゃ」という時代は、終わりました。
個人の書き手たちが集まって、巨大メディアと同じ規模感を作り上げたという、メディア史における稀有な現象です。
- 広告に依存しない
- アルゴリズムに支配されない
- 読者と直接つながる
そんな新しいメディアの形が、データで証明された瞬間です。
日本にこの波は、まだ本格的に来ていませんが、いま動いた人が3〜5年後のトップ層になれる可能性があります。
派手なバズや、運頼みの戦略は不要です。いまアカウントを作って、コツコツ書き始めること。それだけで、数年後の景色は変わるはず。
一緒にSubstack、始めませんか?
本記事の内容は2026年4月時点で確認できた情報をもとにしています。Substackの仕様や運用方法は更新される可能性があるため、最新の情報は各出典元でご確認ください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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