新メンバーが3日で消えるコミュニティの共通点|歓迎の設計
「せっかく入ってくれた新メンバーが、一度も発言しないまま静かに消えていく」 「歓迎しなきゃとは思うけど、何を言えば馴染んでもらえるのか分からない」 「盛り上げようと声をかけたら、逆に気疲れさせてる気がする」 痛いほどわかります。 こんにちは

「せっかく入ってくれた新メンバーが、一度も発言しないまま静かに消えていく」
「歓迎しなきゃとは思うけど、何を言えば馴染んでもらえるのか分からない」
「盛り上げようと声をかけたら、逆に気疲れさせてる気がする」
痛いほどわかります。
こんにちは、のりです。
今日は、小さなオンラインコミュニティで「新しく入った人が消えていく問題」について書いてみます。
コミュマネの仕事をしていると、ずっと気になってきたテーマなんですよね。でも、ぼくがこの話をできるのは、運営が上手だからじゃないんです。
むしろ逆で。
ぼく自身が、入ったコミュニティで最初のひと言が出せずに、消えた側だったからなんです。
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「見る専」で消えた、ぼくの話
フリーランスになりたての頃。あるオンラインコミュニティに、勇気を出して参加しました。参加ボタンを押した瞬間は、けっこうワクワクしてたんですよ。「ここで仲間ができるかも」って。
でも、タイムラインを開いて、固まりました。もうすっかり仲良くなっている人たちが、当たり前みたいに会話してるんです。
内輪ネタで笑っていて。ぼくは、それをスクロールして眺めているだけ。
「今さら入っていくの、変じゃないかな」
「そもそも何を書けばいいんだろう」
「盛り上がってる流れを、ぼくの発言で止めたら申し訳ないな」
そんなことをぐるぐる考えているうちに、1日、2日、3日と過ぎていきました。人見知りなので、「はじめまして!」と自分から切り込むなんて、とてもできなくて。
気づいたら、ぼくはただの「見る専」になっていたんです。そして、一度も発言しないまま、そっと離れました。誰にも気づかれずに。
入るときはあんなに前のめりだったのに、悲しいですよね。
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消える人は「やる気がない人」じゃない
運営側にまわると、つい思っちゃうんですよ。「入ったのに発言しない人って、そこまで本気じゃなかったのかな」って。
でも、ぼくは違いました。馴染みたかったし、関わりたかった。それでも消えたんです。じゃあ、なんで消えたのか。
あとから振り返って、はっきりわかったことがあります。
「最初の一言を出す場所と、口実が、用意されていなかった」から。
これに尽きるんですよね。やる気の問題じゃない。人見知りな人ほど、こういうところで固まります。
- どこに書けばいいか分からない
- 何を書けばいいか分からない
- 書いても反応がなかったら、と思うと怖い
ぼくがまさにこれでした。だから、歓迎って「運営者の気合い」でどうにかするものじゃないんです。
気合いを込めて「ようこそ!なんでも聞いてね!」と言っても、人見知りには「なんでも」がいちばん重い。何を聞いていいか分からないから、結局、何も聞けないんですよ。
歓迎は、気合いじゃなくて「設計」でやる。
こう考え直してから、ぼくの立ち回りは変わりました。
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なぜ「最初の3日」なのか
ぼくが意識しているのは、新メンバーが入ってからの「最初の3日」です。なんで3日かというと、単純です。ぼく自身が、3日で消えたから。笑
入って48〜72時間くらいで、「あ、ここに自分の居場所はなさそうだ」と感じてしまうと、人はもう静かに離れていくんですよね。
しかも、去っていくときに文句なんて言いません。ただ、来なくなるだけ。だからこそ、この3日をどう過ごしてもらうか。ぼくが実際にやっていることを、順番に書いてみます。
まず、「気づいてますよ」を届ける
新メンバーがいちばん不安なのは、たぶんこれなんです。「入ったことに、誰も気づいてないんじゃないか」という感覚。
大勢の中に、ぽつんと放り込まれた状態ですよね。これが、消える最大の理由だと思っています。だから、まっさきに「あなたが来たこと、ちゃんと気づいてますよ」を届けます。
ぼくがやっているのは、新しい人が入ったら、名前を呼んで一言だけ声をかけること。
「〇〇さん、来てくれてうれしいです」
これだけでいいんです。たったこれだけで、「見られていない不安」がぐっと減ります。人見知りだったぼくが、あのとき、いちばん欲しかったのがこれでした。
名前を呼ばれるって、それだけで「いていいんだ」と思えるんですよ。
「答えるだけ」で済む問いを置く
次に大事にしているのが、問いかけの形です。よくある失敗が、「自由に自己紹介してください」なんですよね。一見やさしそうに見えて、実はいちばんハードルが高い。
自由すぎて、何をどこまで書けばいいか分からないんです。だから手が止まる。ぼくは、本人が「答えるだけ」で済む問いにしています。
- 「今日はどこから参加してますか?(地域だけでOKです)」
- 「最近ハマってるもの、ひとつだけ教えてください」
- 「ここ、何がきっかけで知りましたか?」
ゼロから語らせるんじゃなくて、穴埋めみたいに答えられる形にする。
自己紹介は、書かせるものじゃなくて、答えられるように設計するものなんですよね。
人見知りは「1から作る」のが苦手なだけで、「聞かれたことに答える」のは、意外とできるんです。
発言より軽い「入口」を残しておく
それでも、自己紹介ってやっぱり少し重いんです。「ちゃんとしなきゃ」と思っちゃうから。だから、もっと軽い入口も置いておきます。
スタンプひとつ押せばいい場所。「当てはまる人はリアクションだけどうぞ」みたいな投稿です。一言も書かなくても、参加した実感が持てる場所ですね。
いきなり発言してもらうより、まず「足跡を残す」体験をしてもらう。これが効くんです。一回でも足跡を残せた人は、二回目の発言がすごくラクになるんですよ。
0を1にするのが、いちばん重い。だから、その0→1をスタンプで済ませてあげる。コツコツしか勝たん、なんですよね。
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今いる場でも、1つだけ試せる
「自分はまだコミュニティを運営してないし予定もないし」
そう思うかもしれません。でも、この立ち回りは、今あなたがいる場でも試せるんです。たとえば、参加しているコミュニティに、新しい人が入ってきたとき。
運営じゃなくても、あなたから一言かけられますよね。
「はじめまして、ぼくも最近入ったんです」
これだけでいい。そのひと言で、その人の「最初の3日」を救えるかもしれません。用意してほしいのは、たった1つです。
新規が最初の投稿をしやすくなる「きっかけの一言」を、ひとつだけ持っておくこと。
- 「〇〇さん、来てくれてうれしいです」
- 「最近ハマってるもの、ひとつだけ教えてください」
このどちらかを、自分の言葉に直して、ポケットに入れておく。それだけで、あなたの立ち回りは変わります。
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さいごに
新メンバーが消えるのは、その人のやる気の問題じゃありません。「最初の一言を出す場所と口実」が、用意されていないだけ。そして、それを用意するのは、運営者の気合いじゃなくて「設計」です。
人見知りで、見る専で、消えかけた側だったぼくでも、仕組みでなら人を歓迎できました。
いや、むしろ。消える人の気持ちがわかるからこそ、設計できるとも思うんです。そして、この「消える人を減らす立ち回り」こそ、コミュマネという在宅の仕事そのものなんですよね。
特別なカリスマ性はいりません。必要なのは、消えかけた人の気持ちを想像して、そっと一言を置ける優しさだけ。
その「当たり前」が、誰かの「ありがとう」に変わります。あなたの周りで、静かに消えていった新メンバーはいませんでしたか?
もしいたなら、次に入ってくる誰かのために、きっかけの一言を1つ、用意してみませんか?
一緒に、少しずつ試していきましょう!
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